今村病院トップページ > 診療科目・部門紹介 > 血管内治療(IVR)センター
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血管内治療とは血管内に挿入した医療機器によって行われる治療です。血管内手術とも呼ばれ、治療に際してカテーテルが多用されたので、俗にカテーテル治療や低侵襲的手術、内科的手術とも呼ばれています。カテーテルは元来画像診断の為に導入された医療機器でありましたが、今日の血管内治療では画像診断のみならず治療器具としても使用されており、種々の目的や形態を持ったカテーテルが開発されています。
従来は手術で治療していた疾患に対して、カテーテルなどを血管に挿入することによって体を大きく切り開くことなく治療をするのが血管内治療です。対象となる体の部位は脳から全身に広がっています。私たちは各体部位の専門家が総合的な治療をしていきます。
当部門は3つの部門があります。
脳動脈瘤や頸動脈狭窄、あるいは脳腫瘍を対象とします。脳外科医が主体です。
主として大動脈瘤に対する治療です。
放射線科が主体となり、上記の網羅できない体各部位の疾患を血管内から治療します。
脳神経外科では、最新の血管撮影装置を用いて開頭術を行わずに脳卒中の治療を行っています。
カテーテルを用いて脳卒中を治すのが脳血管内治療です。
くも膜下出血から脳梗塞まで、血管内治療が威力を発揮しています。
治療が必要な場合には最新の設備と技術をもって治療にあたります。
脳血管内治療のすべてが先進医療であり、最先端の機材・設備を用いて治療を行っています。
外来ではCTスキャン、MRI、脳血流シンチ、頚動脈エコーで診断を行います。
脳血管撮影は入院して行い、治療が必要かどうか判断し、治療はすべて入院して行います。
「血管内治療」とは聞きなれない言葉と思いますが、超高齢化が進み、昨今では糖尿病を中心とする生活習慣病の増加があります。増加している全身の動脈硬化性疾患の診断・インターベンション治療(カテーテルを用いて病変部を治す治療法)のことを『血管内治療』と言います。血管である動脈は全身にくまなく走り、酸素や栄養を送っています。
下記は、それぞれの動脈に生じた動脈硬化に応じ、起こり得る代表的な疾患です。
上記の病は、最近の治療手段の進歩に伴い、治る病気です。
当センターでは、このような疾患群に対し、専門医が24時間365日体制で対応しています。
IVRとは、IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)の略で、X線透視・CTなどの各種の画像診断技術を応用し、これらの画像を見ながら体内にカテーテル(細い管)という管状の器具や針状の器具を入れて様々な病態の治療を行う、新しい放射線医学の一分野です。このうち、カテーテルを血管内に進めて治療を行う方法が血管内治療です。
IVRは、一般的にイメージされる外科的手術のように大がかりな切開を加えることなく、多くは局所麻酔下に数ミリの皮膚切開を通して手技を行いますので、全身への負担が少なく、入院期間も短縮できるなどの利点があります。また、手術や他の治療法と組み合わせて行われることもあります。