今村病院トップページ > 診療科目・部門紹介 > 脳の健康外来【特診外来】
〒841-0061 佐賀県鳥栖市轟木町1523-6
健康管理センター(健診)0942-84-1238
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脳の健康外来では、中枢神経(大脳・小脳・脊髄など)、末梢神経、筋肉を障害する様々な疾患、頭痛、めまい、しびれ、歩けない、手足に力が入らない、物忘れがあるなどの症状や、脳梗塞、認知症、頭痛、パーキンソン病、てんかん等の疾患について治療を行っています。 頭部CT、頭部MRI等による検査を行い、薬物療法等、症状に合わせた治療を行っています。
神経内科の医療分野は難病と呼ばれるまだ治療法が確立していない疾患も多く入り、筋萎縮性側策硬化症(ALS)や、脊髄小脳変性症、パーキンソン病などが代表疾患です。また、最近ではアルツハイマーなどの認知症の方も増加しています。当院の特徴としては、疾患の治療と同時に、充実しているリハビリ部門と連携し機能維持・生活の質の向上に留意して診療にあたっています。
脳・脊髄・末梢神経・筋肉の病気を診療しています。当外来の対象疾患は次のようになっています。
次のような症状をお持ちの方は、診察、検査をお勧め致します。
もの忘れには『正常加齢』によるものと『病的認知症の初期の症状』があります。
また、認知症にもいろいろな種類がありますので、専門医の診断を受けましょう。単なる「もの忘れ」は「うつ病」の時に現れることもあります。
自分で、もの忘れの自覚があります。また、ほとんど進行しません。「認知症」は、朝の食事、家路、日時、自分の年齢などまで忘れてしまいます。そして、新しいことを覚えていくことが困難です。そして、少しずつ進行していきます。
「認知症」の治療はとても大切になります。
記憶力や判断力などの認知能力が病的に低下すれば原因に関係なく「認知症」といいいます。
脳腫瘍や脳梗塞、頭の中の出血、脳のケガ、水頭症のほか、ビタミン不足やホルモン不足などでも認知症になることがあります。脳の健康外来では、認知症の中でも最も患者数が多いアルツハイマー型認知症を中心に診断・治療をしています。
アルツハイマー病とは、軽度認知障害(※1)や認知症(※2)の原因となる代表的な疾患で、初期にはもの忘れなどの記憶障害で気づかれることが多いですが、比較的若年の方の場合は、もの忘れ以外の症状が目立つことも少なくありません。軽度認知障害や認知症の原因となる脳の病気はほかにもいろいろあり、また、からだの病気などでもよく似た症状がみられることがあります。さらに、認知症の進行や現れる症状はひとによって異なるので、的確な診断が必要です。
アルツハイマー病では、脳にアミロイドβと呼ばれるタンパク質がたまったり、リン酸化タウというタンパク質が塊を作って神経原線維変化と呼ばれる病変ができたりします。これらの病変の影響で神経細胞が障害され脳が萎縮していきます。近年この アミロイドβを標的とした治療薬 の開発が進んできています(レカネマブ(レケンビⓇ点滴静注)もそのひとつです)。
※1 記憶障害などの軽度の認知機能障害が認められますが、日常生活にはあまり支障を来さない程度であるため、認知症とは診断されない状態を言います。
※2 アルツハイマー病などの病気により、認知機能障害(記憶、見当識、言語、計算、理解などの機能の低下)が認められ、日常生活に支障を来した状態を言います。脳の病気だけでなく、さまざまなからだの病気でも、よく似た症状が出ることがありますので、気になるときは、医師や 地域包括支援センター などに相談しましょう。
【上記、厚生労働省HPより引用: アルツハイマー病の新しい治療薬について |厚生労働省 (mhlw.go.jp)】
軽度認知障害は「脳の機能が健常な状態」と「認知症」の中間の段階で、MCI(Mild Cognitive Impairment)とも呼ばれます。記憶や判断などを行う脳の機能(認知機能)が いくらか低下しているものの、自立した日常生活を過ごせる状態を指します。MCIの状態か らさらに認知機能が低下し、日常生活に支障をきたし介護が必要な状態になると、認知症 と診断されます。 しかし、必ずしもMCIの人が認知症に進むわけではありません。MCIの原因によっては現 状が保たれたり、回復したりすることもあります。
記憶力以外に見逃してはいけない症状として、意欲の低下があります。入浴が億劫になり、いろいろ理由をつけて入らなくなった、趣味をやめてしまった、外出しなくなった、身だしなみに気を使わなくなった、手の込んだ料理をしなくなった、などが代表例です。
認知症のチェックをしてみましょう!
最近1ヶ月の状態について、あてはまるものにチェックをつけてください。
4つ以上のチェックがついたら認知症が疑われます。
最近は家族が一緒の生活が難しくなってきており、独り暮らし、あるいは老夫婦だけでの生活で刺激が少ないため、 痴呆も増えてきています。 痴呆がすすみ、施設に入らなくてはならなくなった方の半分は、 早めの治療や環境の整備、家族の協力があれば、本来在宅で生活できる方です。 脳を刺激する一番よい方法は会話です。 「すぐ忘れるので会話にならない」と思わずに、家庭では会話を心掛けてください。
血管内治療(IVR)センターは「血管内治療」に特化した新施設です。
今村病院では最先端の医療で患者さまをサポートしています。センター概要はこちらからご覧ください。